臆病なライオン達

宇宙視点の変わり者のブログ。自然、健康、メンタルを中心に書きます。

自然をなめるな。泳げないのにサーフィンすると死を受け入れざるを得なくなる(経験談)

20代の頃、だいちゃろうが海で死にかけた話です。

結論をいうと、泳げない人はサーフィンしちゃダメ。

沖へ流されて自力では戻れません。死にます。

泳げないけどこれから始めようとしている人はだいちゃろうの経験を参考にしてください。

 

 

引き潮で沖に流される

 

とある暑い夏、友人とサーフィンをしに行った。

 「泳げないけどボードがあるから大丈夫でしょ」って軽い気持ちで。

海に入ってボードにつかまりながら歩いてると突然足が届かなくなったんです。

海の中の地面は波の影響でえぐれて急に深くなるようで。

そんなことも知らずに見事にハマった。

 

必死でボードにしがみつき気づけば浜から50メートルほど遠ざかってました。

「やばい。このまま遠ざかったら戻れなくなる。」

と思ってとにかく手足をバタバタ猛ダッシュ

しかし進まず逆に遠ざかる始末。

 

海には強力な引き潮の道があるらしい。

だいちゃろうはその上でもがいていた。

まるで赤ちゃんがハイハイで動く歩道を逆走するように。

 

100メートル200メートルと沖に流される。

 

死を受け入れる

 

人の命とは実にあっけない。

たかが海。されど海。

ザパーンと音を聞くだけで癒される海。

その海に命を奪われようとしている。

 

こうなってくると海と同じく心は静かになる。

死への準備である。

この時の思いは今でも忘れない。

 

「このまま誰にも気づかれずに死ぬんだ。

あっけないな。

自然って厳しいな。」

 

生還

 

横をふと見たら長身のイケメンサーファーがいた。

「あ・・・

すみません。助けてください。流されちゃって。」

ダサくてカッコ悪いけどそんなこと言ってられなかった。

 

イケメンサーファーに波のタイミングで板を押してもらいながら1時間かけて浜辺まで戻ってこれた。

助かったー。と思う間もなくイケメンサーファーに土下座して「すみませんでした。ありがとうございました。」と言っていた。

 

その後ライフガードや友人が来て大丈夫かと聞いてきたが猛烈に恥ずかしくて逃げ去った。

なぜなら九死に一生を得たにもかかわらず誰にも気づかれなかったから。

 

 

帰りの車中、

晴れてるだけ。

虫が飛んでるだけ。

風が頬を切るだけ、で生きてる喜びでいっぱいだったことは言うまでもない。

 

 

教訓

振り返るとこうすればよかったってとこがあります。

 

・泳げないならサーフィンするな

泳げても事故は起こりますが泳げないとなるとその確率はぐんと上がります。

サーフィンの格好良さとはうらはらに危険は大きい。

 

・自然をなめるな

完全になめてました。

友人もいるし周りに誰かいるだろうし大丈夫と。

しかし自然は容赦ありません。

流される前に「流すよー。」とは言ってくれません。

ちょっと待ったも聞いてくれません。

とめどなく命を奪っていきます。

 

・一人になるな

泳げないのに友人と別行動をとりました。

家族連れの方は特に注意です。

絶対に一瞬でもお子さんから目を離してはいけません。

 

・知識不足

両腕で大きく手を振るとライフガードへ助けを呼ぶサインになります。

後に知りました。

だいちゃろうは遭難中に助けを求めて大きく片手で手を振っていました。

ただ手を振っているだけに見えたのでしょう。

 

 

まとめ

 

やめとけ。

 

んじゃ。